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映画「食べて、祈って、恋をして」字幕翻訳コンクール授賞式

スペシャルトークセッション&映画字幕翻訳ワークショップ

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第2部 映画字幕翻訳ワークショップ

第2部は、戸田さんが映画字幕の極意を語る「映画字幕ワークショップ」です。
コンクールの応募の際には「句読点は使用しない」「目標文字の遵守」「当用漢字の遵守」など、いくつかのルールが設定されていますが、「毎回、口をすっぱくして言っていることなのに、応募者の半数がルールを守らず失格になったのが残念」という戸田さんの厳しいコメントで第2 部はスタート。第1部との雰囲気の違いにLiLiCo さんもやや緊張ぎみでした。
そして、課題である5 つシーンの解説に入ります。昨年に引きつづき字幕に挑戦したLiLiCo さんの翻訳も例に挙げ、1.直訳を見る、2.LiLiCo さん訳に対する戸田さんの評価、3.戸田さん訳の公開、という順で進行していきました。
LiLiCo さんが挑戦した「シーン2」の翻訳のポイントは2 つ。1 つは「I wanted to find my balance.」の"balance"の意味をどう捉えるかです。「ここでいう"balance"とはヒロインのリズの心のバランスなので、"やすらぎ"という訳になるんです。"落ちつき"という言葉もあるけれど"やすらぎ"の方がより深みがあるでしょう?」と、登場人物の心情や前後のつながりを考慮することが大切だと戸田さん。

戸田奈津子さん

LiLiCoさん ちなみに「シーン1」に登場する"relationship"は、単なる人間関係ではなく男女関係を意味することを押さえること、とアドバイス。
「シーン2」のもうひとつのポイントは「You wanna get to the castle. You got to swim the moat.」の比喩的な原文を活かすことでした。LiLiCo さんは「(生まれ育った)スウェーデンの城の周りには堀がないので、堀を泳いで渡るというイメージが湧かず、"居場所を見つけたいならそれなりに覚悟をしとけ"と意訳してしまいました......」と、改めて字幕翻訳の難しさを実感し、戸田さんの"城に行くには堀を泳がにゃ"という、原文を活かしつつ格言を意識した語尾に「なるほど!」と感心していました。2 度目の字幕翻訳の挑戦に1 年間かけたというLiLiCo さん。 戸田さんから「今年はよくできた」と褒められると満面の笑みを浮かべ、「また来年も挑戦したいです!」と意欲をみせていました。

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